新人看護師には実家暮らしがおすすめ!そのメリットを実体験から紹介

新人看護師が実家暮らしをするメリットって何ですか?
一人暮らしとの違いが知りたいです。

 

こんな疑問にお答えします!

 

社会人になるとガラッと変わる周りの環境。いろんな不安がつきものだと思います。

一人暮らしをするか?それとも実家暮らしをするか?と悩む学生も多いのではないでしょうか。

私はどうだったかというと、学生時代は実家を出て大学の近くで暮らし、就職を目前に「仕事に慣れるまでは実家暮らしの方が安心かな」と思い、実家に戻りました。

実家暮らしをしてみると、メリットばかりで不満なし。

結局私は、新卒で就職した病院を退職するまでの4年間、一人暮らしをすることはありませんでした^^;

そんな経験から、今回の記事では新人看護師が実家暮らしをするメリットをご紹介したいと思います。

 

新人看護師が実家暮らしをするメリット

 

話し相手がいる

仕事を終えて家に帰った時、自分の話を聞いてくれる家族がいるのって心強いんですよね!

看護師として働き始めると、初めのうちは覚えることだらけ。そして、先輩看護師には気を使いまくり。

慣れない環境に戸惑うばかりでなく、たくさんの業務や学生時代とは違う人間関係にあたふたする毎日で、ストレスを感じてしまう新人看護師は本当にたくさんいます。

私ももちろん、そのうちのひとりでした。

実家暮らしだと、そんなストレスからくる負の感情を受け止めてくれる家族がいます。

はじめのうちは、職場であった嫌なことはできるだけ家に持ち込みたくないと思っていましたが、ストレスが溜まってくるとそうも言ってられません。

「今日先輩にこんな嫌味言われた!」とか、「プリセプターの○○さんにすっごい怒られた!もう最悪!」と、家族には不満や愚痴をよく話を聞いてもらっていました。

 

思いは溜め込まず吐き出した方が◎

 

私は、負の感情を家族に受け止めてもらうことで、よしまた頑張ろう!と気持ちの切り替えをしていました。

 

家事の負担が少ない

看護師は基本的にシフト制勤務で、夜勤があります。

学生時代の月曜から金曜の週5日、決められた時間に通学する生活とは一変し、不規則な生活の始まりです。

そんな不規則な生活をしながら家事もこなすのはもはや至難の業だと思います。

私は2交代制勤務だったのでの、16時間労働を終えた夜勤明けなんて、家事をする体力も気力もゼロでした。

16時間労働と言っても、新人看護師は先輩たちよりも早めに病棟に行って情報収集をするので、その分病院の滞在時間が長くなります。

また、夜勤中に思わぬハプニングが起きて計画通りに仕事が進まなくなると、退勤時間を過ぎてもなかなか帰れなかったりします。

そんなこともあって、20時間近く病院で過ごす夜勤も当たり前にありました。

 

悲しいことに、定時で上がれることの方が少ないのが現実です

 

入院や緊急の検査が入ったりする慌ただしい夜勤では仮眠を取る時間もなく、ひどいときには食事の休憩すらきちんと取れず、5分でかき込んで病棟に戻るなんてこともあります。

そんな忙しい毎日だったので、体力的にも精神的にも家事をする余裕がありませんでした。

ですが、実家暮らしをしていた私には、食事を用意してくれる家族がいました。

コンビニ弁当でもなく、スーパーのお総菜でもなく、あたたかいご飯を食べられるというのは、私のQOLを維持する上でとても大切なことだったと思います。

すごく大袈裟に聞こえますが、食事は本当に大事!

また食事だけに限らず、掃除や洗濯といった家事も、家族で分担することができます。

実家暮らしでは全ての家事を一人で抱える必要がないので、その分気持ちに余裕が持てました。

 

お金が貯まる

これは実家暮らしの最大のメリットとも言えます。

一人暮らしをしていた私の同期の多くは1LDKに住んでいましたが、家賃だけで4~5万円かかり、食費や光熱費を含めると毎月7~8万円の固定費がかかっていました。

新人看護師の給料は手取りで約21~23万円と決して多くはないので、一人暮らしには金銭的な負担がつきものですが、実家暮らしではその心配がありません。

そう言うと、「それってお金使い放題だから、むしろ貯金できないんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、全くそんなことありません!

実家暮らしだと確実にお金が貯まります!

私は一人暮らしにかかる固定費が不要な分、財形貯蓄(職場の積立貯金)に月々5万円入れて、無駄使いをしないようにしていました。

財形貯蓄は給料から天引きされるので、面倒な手続きも必要ありません。

また、実家へも月々3万円お金を入れていましたが、これは「甘えさせてくれてありがとう♡」の気持ちとして。

やっぱり社会人として給料をもらっている以上、実家暮らしをするなら最低限のことはしておきたかったので。

ということで、私のお給料の内訳は以下の通りです。

 

【私のお給料】
手取り  :約23万円
財形貯蓄 :5万円
実家へ  :3万円
残るお金 :約15万円(食事代、旅行代、貯金など)

 

お給料には、自宅から職場までの交通費(バス代、電車代)が含まれています。

「実家暮らしって交通費がかかって大変じゃない?」と言われることもありましたが、交通費が全額支給されていたので、ここに関しても金銭的な負担はありませんでした。

手元に残る約15万円は、友人と一緒に食事や旅行に行ったとしても十分残る金額なので、それも貯金にまわしていましたよ!

 

病院のホームページには採用情報と共に、給与に関する情報も掲載されています。予め交通費や家賃手当について確認しておきましょう。ホームページに記載が見当たらない場合は、職場見学やインターンシップの際に質問してみてください!

 

新人看護師が実家暮らしをするデメリット

 

ここまで、新人看護師が実家暮らしをするメリットばかりをお話してきたので、デメリットもご紹介しておきます。

と言いたいところですが、正直私は実家暮らしにデメリットは感じませんでした。

ただこれでは全く参考にならないと思うので、ひとつだけデメリットを挙げるとすれば、それは家族に「看護師なんだからそれくらい教えてよ」と言われること。

例えば家族の具合が悪い時に「昨日からここが痛いんだけど、どう思う?」と聞かれたり、親戚が入院した時に「親戚の○○ちゃんが入院したんだけど、どんな治療するの?」と聞かれたり。

新人看護師だった当時の私は、患者さんのことを考えるだけでお腹いっぱい状態だったので、家に帰ってまでそんなこと聞かれたくないと思っていました。

でも、適当な返事をすると「看護師なんだからそれくらい教えてよ」と言われるので、ちょっとめんどくさかったです。

この他には、これといったデメリットが思い浮かびません。

 

まとめ

以上、新人看護師が実家暮らしをするメリットをご紹介しました。

今振り返ってみても、私には実家暮らしがぴったりだったんだろうなと思います。

私は自分の経験から、新人看護師には断然実家暮らしをおすすめしますが、こればかりは好みの問題。

周りを見ると、毎年違うアパートに引っ越しをして一人暮らしを満喫している同期や先輩看護師もいました。

忙しい業務の合間を縫って頻繁に引っ越し作業をしている人を見ると、私にはとてもマネできないと思っていましたが、これが息抜きになる人も中にはいるんですよね。

実家暮らしにしても、一人暮らしにしても、大切なのはストレスをためず楽しく過ごせる環境を作ることです。

なので、もし実家暮らしが合わないなと感じたら一人暮らしを始めてもいいし、一人暮らしがしんどくなったら実家暮らしに変えたっていいわけです。

ぜひ自分に合った暮らし方を見つけて、楽しい新人看護師生活を送ってください^^