何年くらいの経験が必要ですか?
こんな疑問にお答えします。
応援ナースと聞くと、離島で働いたり旅をしながら働いたりする看護師のイメージがあり、なんとなく楽しそうな感じがしますよね。
近年では「ワークライフバランス」を重視した職場選びをする人も増えており、そのひとつとして応援ナースという働き方を選択する看護師も多くなってきました。
そんな応援ナースですが、実際にはどれくらいの経験年数が必要でどんなことが求められるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではそういった疑問を解決すべく、応援ナースをしている人たちの経験年数や経験部署に焦点を当てて解説していきます。

・応援ナースをしている人の経験談を知りたい
・将来応援ナースとして働きたい
応援ナースには「即戦力」が求められる
前提として、応援ナースを募集している病院や施設は深刻な人手不足に悩まされているという共通点があり、人手不足を解消するには即戦力となる看護師が必要です。
では、どんな看護師が即戦力と見なされるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
応援ナースをしている人たちの経験年数
ずばり、応援ナースをするには3年以上の臨床経験が必要となります。

知識や経験に多少の差はあれど、3年の臨床経験があれば基本的な看護技術はしっかりと習得できており、看護計画の立案から看護介入は一通りできるため、即戦力と見なされます。
応援ナースは働き始めてすぐに入院を取ったり退院処理を任されたりすることもあるため、こうした業務もひとりでこなせなければなりません。
実際、募集要項にも「臨床経験3年以上の正看護師」や「急性期病棟での勤務経験」を応募要件として挙げている病院がほとんどなので、これらを目安にするといいでしょう。
私はどうだったかと言うと、大学病院の急性期病棟で4年間の臨床経験がありました。
が!
実はブランクが2年半ほどあったので、応援ナースとして働くのは難しいかもしれないと思っていました。
しかし、基礎がしっかりできているので何ら問題ないということですぐに採用の連絡がもらえたので、ブランクがあるからと諦めている方にもぜひ挑戦してほしいです。

応援ナースをしている人たちの経験部署
応援ナースの配属先として一番多いのは一般病棟です。
そのため、応援ナースをしている人たちは急性期病棟や慢性期病棟での臨床経験がある看護師が大多数を占めますが、経験部署(診療科)はさまざまです。
私は急性期病棟での経験があり、主に脳外科・脳卒中科・消化器外科・循環器内科で働いていましたが、応援ナースとして赴任したのはリハビリテーション病院でした。
リハビリテーション病院の入院患者さんは基本的に脳外科・脳卒中科・整形外科で、整形外科の患者さんをじっくり看たことがなかった私は初めは少し不安でしたが、すぐに業務に慣れることができました。
応援ナースを経験した今でこそ言えることですが、即戦力が求められるからと言って何もかも完璧にこなす必要はありません。
分からないことは勉強しながら覚えればいいですし、やったことがないことはやったことがないと言えば教えてもらえるので、その点は安心して下さい。

また、配属先は一般病棟だけでなく手術室や透析室でも応援ナースの募集はあるので、このような専門性の高い部署での経験がある看護師も活躍可能です!
まとめ
今回は、応援ナースをしている人たちの経験年数や経験部署に焦点を当てたお話をご紹介しました。
最後にもう一度要点をまとめると、応援ナースに求められるのは「即戦力」で、
- 3年以上の臨床経験が必要
- ブランクは大きな障害にはならない
- 一般病棟での経験がある看護師が多く活躍している
- 手術室や透析室など専門知識のある看護師も活躍している
となります。
「応援ナースをしてみたいけど自分には無理かも…」と思っている方に、ご自身が応援ナースとして働く姿を少しでも想像してもらえたら嬉しく思います。
応援ナースの募集は一般には公開されておらず、人材紹介会社を通しての応募のみになるので、自分に合った病院あるいは施設を見つけて楽しく働いてくださいね。
ブランクがある中で応援ナースに挑戦した私が利用したのはナースパワーでした。
私の希望や経歴に合った職場を紹介してもらえて、充実した日々を送ることができたので、どこの人材紹介会社を利用するか迷っている方はぜひ一度ナースパワーに相談してみてください。
