私はこれまで看護師や介護スタッフとして医療福祉業界で働いた他、医療とは畑違いのIT業界で働いてきました。
海外企業への転職経験もあることから、これまで利用した転職サイトと転職エージェントは30社を超えます。
「どうやってそんなに転職を成功させてきたんですか?」と聞かれることがありますが、やはり転職サイトと転職エージェントを活用したのがポイントだったと思います。
この記事では、私が実際に利用して役に立った転職サイトと転職エージェントをご紹介するので、理想の転職を実現するための参考にしてもらえると幸いです。
医療機関から離れて企業で活躍することを夢見るすべての看護師へ、健闘の祈りを込めて!
・これから転職活動を始める
・転職サイトや転職エージェント選びに悩んでいる
看護師の異業種転職における転職サイト活用法
企業での就労経験がない看護師におすすめなのは、転職サイトと転職エージェントを併用した転職活動です。
転職サイトから直接応募した場合、企業での就労経験がないことを理由に、書類審査に落ちしてしまう可能性があります。
書類審査の通過率を上げるためには、転職エージェントのキャリアアドバイザーに推薦してもらうことをおすすめします。
転職サイトと転職エージェントを併用した転職活動の流れは以下の通りです。
- 転職サイトに登録して求人を探す
- 応募したい求人を転職エージェントのキャリアアドバイザーに伝える
- キャリアアドバイザーに推薦書を書いてもらい求人応募
看護師の異業種転職に役立つおすすめ転職サイト
私が実際に利用した、看護師の異業種転職に役立つおすすめの転職サイトをご紹介します。
どの転職サイトを利用すればいいか分からない人もいると思いますが、次に挙げる3つの転職サイトに登録しておけばまず間違いありません。
リクナビNEXT
出典:リクナビNEXT
総合評価:
公式サイト:https://next.rikunabi.com/
利用した転職サイトの中で最も便利だったのが、転職サイト最大手のリクナビNEXTです。
リクナビNEXTのサイト上ではWEB履歴書と職務経歴書を作成することができ、スカウト機能に登録することで、作成したWEB履歴書と職務経歴書が企業に公開されます。
履歴書を見た企業からオファーが届くことがありますが、その中には自分で見つけられなかった興味深い求人が混じっていることもあるので、選択の幅が広がります。
また、スカウト機能の活用によって他者評価を知ることにも繋がるので、自分の可能性に気付けたのも良かったです。
リクナビNEXTは公開されている求人数が非常に多いので、とても満足度が高かったです。
doda
出典:doda
総合評価:
公式サイト:https://doda.jp/
dodaは業界2番手とあって、文句なしの求人数です。
大手企業はもちろんのこと、外資系企業やベンチャー企業の求人が充実しており、第二新卒・20代・若手向けの求人が豊富です。
他の転職サイトに比べてIT・通信系の求人が充実しているので、どんな求人があるのか情報収集するだけでも利用価値があります。
IT業界へ転職した私も、dodaを通してIT・通信系の求人情報を集め、複数の企業へ応募しました。
また、dodaは転職エージェントとしての機能も持っています。
転職サイトと転職エージェントを併用することでミスマッチを減らせるので、効率的に求人を絞り込めるという点でもおすすめです。
マイナビ転職
出典:マイナビ転職
総合評価:
公式サイト:https://tenshoku.mynavi.jp/
マイナビ転職は地方の求人も多数あるので、地方在住者だけでなくUターンあるいはⅠターン転職をしたい人にはぴったりです。
私は地方出身なので、地元企業に穴場の求人がないか探すために登録していました。
また、マイナビは20代・若手向けの求人が豊富で、さらに未経験でも応募可能な求人が多く掲載されているので、異業種転職を考えている看護師は登録しておいて損はありません。
看護師の異業種転職に役立つおすすめ転職エージェント
転職エージェントを利用することで、転職サイトにはない非公開求人も数多く提案してもらえます。
キャリアアドバイザーは企業の内情にも詳しいため、応募先企業の情報を事前に教えてもらうことができます。
また、担当のキャリアアドバイザーによる面接対策もあり、転職成功まで二人三脚で進める安心感があります。
リクルートエージェント
出典:リクルートエージェント
総合評価:
公式サイト:https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは圧倒的な求人数を誇り、さらに業界最大手ならではの安心感があります。
どの業界に転職するにしても、登録しておいて間違いありません。
利用の際は、まずリクナビNEXTで求人を探し、リクルートエージェントのキャリアアドバイザーに相談する形がスムーズです。
希望の求人をひとつ伝えるだけでも、類似した求人をいくつも提案してもらえるので、より希望条件に合った求人に応募することができます。
リクルートエージェント経由で応募した複数の企業から内定をもらえたので、満足度は非常に高かったです。
パソナキャリア
出典:パソナキャリア
総合評価:
公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
パソナキャリアは大手企業や外資系企業の求人を幅広く保有しています。
外資系企業への転職や海外勤務に興味を持っていた私にとって、パソナキャリアは最も利用価値を感じました。
キャリアアドバイザーはもちろん外資系企業の情報を熟知しており、気軽に質問や相談をすることができたので非常に心強かったです。
私の担当キャリアアドバイザーは外国人でしたが、外資系企業のことを外国人目線で聞けたのも有意義でした。
また求人も幅広く紹介してもらえるので、さまざまな業界の求人を検討したい人は登録しておくことをおすすめします。
外資系の製薬会社などは看護師の経験を活かして働いている人も多いため、そういった業界に興味がある方には特におすすめです。
マイナビエージェント
出典:マイナビエージェント
総合評価:
公式サイト:https://mynavi-agent.jp/
マイナビは、転職者だけでなく就活生に特化したサービスを提供しているだけあって、「若手」や「未経験者」が使いやすい転職エージェントです。
履歴書や職務経歴書の添削を丁寧にしてもらえたので、企業での就労経験がない私も書類審査に通りやすかったのが印象的です。
細やかな面接対策もしてもらえるので、ひとりで転職活動を進めるのが不安な人は、マイナビエージェントに登録しておきましょう。
医療機器転職BiZ
出典:医療機器転職BiZ
総合評価:
公式サイト:https://md.ten-navi.com/
医療機器転職BiZは、人気看護師求人サイト「看護roo!」を運営する株式会社クイックによる、医療機器領域に特化した転職エージェントです。
保有している求人は、医療機器メーカーの営業職などが豊富なため、異業種へ転職したいけど医療業界からは離れたくないと思っている人には最適です。
キャリアアドバイザーは医療業界に精通しているため、求職者の経験分野(経験した科、病棟勤務か手術室勤務かなど)に応じて求人の提案をしてもらえます。
看護師の仕事を理解した上でアドバイスをしてくれたり、私の経験が活かせる領域を紹介してくれたりしたので、とても信頼できるエージェントだと思いました。
分からないことを何でも気軽に相談できたので助かりました。
転職サイトとあわせて使いたい転職情報サイト
転職では年収交渉をすべきです。
全ての企業が年収交渉に応じるわけではありませんが、それでも交渉してみて損はありません。
年収交渉の際の指標として知っておきたいのが自身の「市場価値」ですが、転職サイトや転職エージェントを利用するだけでは、自身の「市場価値」までは分かりません。
そこでおすすめなのが転職情報サイトの「ミイダス」です。
ミイダス
出典:ミイダス
公式サイト:https://miidas.jp/
ミイダスでは、職歴や現在の年収などいくつかの質問に回答することで、自分がどういった企業から求められているのか、また転職後の想定年収はどれくらいになるのかという、自身の「市場価値」知ることができます。
予め市場価値を知っておくことで、「ここまでなら年収交渉できるだろう」、あるいは「妥協できるとしたらここが限度だろう」というボーダーを決めることができます。
こうした指標を持っていると、転職活動の軸がぶれることもありません。
医療機関で働く看護師にとって、一般企業における「市場価値」は気になるところなので、ぜひこうしたサイトを活用してください。
スマホアプリ版もあるので一度ダウンロードしておくと便利です。
転職エージェントを利用する際の注意点
転職エージェントを利用していると、以下のような問題を抱える人がいます。
- 担当のキャリアアドバイザーと相性が悪い
- 希望している求人とは全く違う求人を紹介される
もしキャリアアドバイザーの提案や対応に疑問を感じることがあれば、素直に自分の希望を伝えて問題ありません。
転職する理由は、年収アップのためだったり、環境の変化を求めてだったりと、人それぞれ思いがあってのことです。
転職エージェントを利用するからと言って、キャリアアドバイザーの提案通りに進める必要はないので、自分の希望はしっかり伝えてくださいね。
また、このようなキャリアアドバイザーとの間に生まれるストレスを減らすためにも、複数の転職エージェントを併用し、自分に合ったキャリアアドバイザーに情報を得ながら転職活動を進めることをおすすめします。
転職活動をしていると「転職すること」そのものがゴールになる人がいますが、転職はあくまでキャリア形成のための一手段だということを忘れないでください。